ゆとり世代が育児をしても全然心にゆとりがない件

平成元年生まれゆとり育ちの私、眉子の育児ブログです。2013年生まれ女子、2015年生まれ女子、2019年生まれ男子の三人を育ててます!ズボラでヤル気がないゆるゆる育児を徒然なるままに。

道尾秀介先生のフォトミステリー読んだぞ!

私の今一番推しているYouTubeチャンネル

 

その名も「ほんタメ」!

 

MCのあかりんこと女優の齋藤明里さんとヨビノリたくみさんの紹介する本の全てが読みたくなる、読書系YouTubeなんです。

 

私は小説が好きで、でも高校時代に純文学好きのお友だちとは全く好みが合わず(こんなミステリーしか読めないような私なんか、本好きなんて言えないんだ……)と卑下していた日々で少し小説が好きとか言えなかった。

 

そんな中で出会ったチャンネル。とっても楽しそうに本を紹介するお二人に、どの本も読みたくなる。

それに純文学好きのあかりんとミステリー好きのたくみさんの相性が良くて私でも小説好きって言っていいんだ、ってなった。

たくみさんの紹介するミステリーも面白かったし、苦手だった純文学も挑戦させる力を持つあかりんのおかげで素敵な純文学作品とも出会えた。

 

大好きなチャンネルです!

 

そんなたくみさんが大好きな作家様のお一人が、道尾秀介先生。

 

今日はその道尾秀介先生の「フォトミステリー」を読んだので感想。

 

まずはネタバレ無しの感想!

 

数分で読めるサクサク感!

インターネットで写真で一言!ってやってるアプリとかSNSを閲覧しているみたいな気持ち。

だけどやはりプロ、面白い発想だった。

すごい!

ネット好きはハマると思う。色々と妄想で補うのも楽しいです。こういうことかな?とか。

でも本当に数分で読めちゃうし、「おっ」となるけど、買うほどじゃないかも…、なんて思っちゃう。

最新作の「きこえる」だったり、ディテクティブXの大ヒットで、趣向を凝らした作品が最近は多めかな?

 

ミステリーで推理する、というより、意味がわかると怖い話って感じ。

幽霊の話とか多め。

 

 

ここから先はネタバレあり!

全ての話の考察するぞー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静かな午後

 おばあちゃんが魔女でおじいちゃんが旅人かな?とも思ったけど、それだとどうやって孫が生まれるまでいく?とかになるから、それよりはおばあちゃんが魔法で病気等でもうすぐで離れ離れ、もしくは浮気してて離れそうだったおじいちゃんを魔法で石にして色を塗っていた、似たような話(もしかしたら過去におばあちゃんがやったこと)を孫に話していて、こわーいという感想に対し「おじいちゃんは石になっていても(あなたは)怖くないでしょ」と「おじいちゃんは石になっていても(私と一緒に居られて)怖くないでしょ」の意味合いもあるのかな、なんて妄想してみたり。

 

さがしもの

 首吊り幽霊かな?、首がのびちゃうってことかな?と思いつつ、大事なもの失うってなんだろ?ってなっちゃった。命?からだ?これはちょっと分かりづらいかもなと思いました。

 

お兄ちゃんの髪は濡れてた

 崖の下に落ちて海の中でしんでしまったお兄ちゃん。パパとママももちろん息子がいなくなってしまい悲しんでいるが、お兄ちゃん自身も家族と離れ離れが悲しいから妹を道連れにしにくる。落ちたら痛いことを知っているのは落ちたことがあるから。お兄ちゃんと肩車だったら崖の下に落ちても痛くないんか?っていうと普通に痛いと思う。

 

行方

 鏡などに映った自分に恐怖を覚えて引きこもった?最初の2人が写真の2人かと思わせておいて…ってブラフかな?ロープで鏡の向こうの自分を倒そうとするってことは自分で首吊りとかも可能性がありそう。

 

能才

 最後から遡って読むと、時間を戻す才能を持っているエミちゃんとお母さんとの会話。いちごを食べちゃったエミちゃんに、そのいちごはお客さんにあげたいから時間を戻していちごを戻してほしいとお願いして、時が遡る…つまり巻き戻しで文字も巻き戻っている、ってことかなと。

 

ジャンプ力

 ジャンプしたらめちゃくちゃジャンプしちゃって着地できず落下死したということかな?でも何故バンドでドラム…?と思ったら、写真にドラムの子がいないんだ!ギターベースボーカルが一緒にジャンプしてるけど、ドラムの子だけ写真から外れて飛んでっちゃったってことなのね。でもさ、ドラムセットも一緒に飛んでいくか……?ドラムセットは持って飛ばんやろ…?

 

ごめんね

 写真の男性はパパで、車で事故にあったあと幽霊になって息子の学校に叱ってしまったままのお別れに後悔している

 

デュロン

 これちょっと面白かったな。封筒からデュロンと出てきた男の子。

 

手紙

 「ごめんね」に出てきた男の子視点。後悔ばかりで成仏できなかったお父さんが手紙に姿を変えて男の子の元へ。そこで「餌は手紙で良いのかな」の発想になる男の子はファンタジーすぎるけど(笑)

お父さんへの手紙を食べて読んで心残りを無くしたお父さんは成仏したのだろう。

これがデュロン君になってたらどうしよう。お父さんと顔が違いすぎるけど(笑)

 

習慣

 幽霊になっても、お彼岸にお墓参りしにきてしまうおばあちゃん(しかもおじいちゃんが来る前日ということはお彼岸にも早くに来ちゃっている、まさに「あわてんぼうのサンタクロース」の歌詞のようなおばあちゃん)を見ている住職はおじいちゃんの言う「そそっかしいやつ」「毎日退屈しない」に完全に同意できた。

 

人のもの

 リモート会議中に、勝手な妄想だけどたぶん義母(実母の可能性もあるけどなんとなく義母の方が合いそう)が呪いにきちゃったね。ネックレスを盗まれた上にボロクソに言われてるしね。

 

つちのうま

 頭文字を入れ替えられている。つちのうまは「うちのつま」つまり「ウチの妻」になる。同様に入れ替えていくと「あの夜 この手で」「俺が ころした」「土に 埋めた」などの文章が読める。妻による呪いなのだろう、文章の頭が入れ替えて喋ってしまう呪い、そしてこのあともこの男性は道連れにされてしまうんじゃないかな?と妄想。呪われたらもうね。

 

今夜

 「つちのうま」の続き。最初から「土の馬?」と発言がある通り、話が繋がっていることはわかる。つまり「土に埋めた」と男性が言っていた死体があるであろう男の家に新しく引越してきた家族であり、子どもは、呪いにかかっていた恐らく祟りころされたであろう男性の幽霊にはなしかけられたのかと思う。頭文字が入れ替えて言ってしまう男性の言う事なので「満月の夜に、這い出てくる」と言いたいのだ。

満月の夜に、庭でバーベキューをする家族はこのあと……、

 

成長

 お兄ちゃんが頭の植物に栄養をとられてそのまま取り込まれて大木になっちゃった。

 

聞いてごらん、と言った女性の肌は濡れていた

 貝の中にいる寄生生物が耳から入ってきて身体を乗っ取っている。同じように色んな人に「不思議な音が聞こえるよ〜」とそそのかして耳を当てさせるのが目的。乗っ取ったばかりの時は、貝殻の中にいるということは恐らく海に住んでいるであろう寄生生物には足が無く(ヤドカリというより魚に近いヒレがあるのかな?サザエ的な形なのかも)足を動かすのが下手なのをあらわしている。

最初のお兄ちゃんが濡れてたとタイトルが似てるから、道連れにされた妹?とも考えたけど寄生生物との関連性がわからないからたまたまかな?とは思う。海関連は全員濡れてる。

 

何日か経つと静かになった

これはあまりわかってないんですよね。仔猫が姿を消したのは、少年のしわざ?それともピアノのしわざ?

 

世界平和①

世界平和②

 ワレワレハウチュウジンダを言ったことがあるのは、もうオジサンオバサンなのではと思っちゃうから若い子はわからないのでは(笑)

何年も、って言ってるから何年も前の流行りだと暗示してるのか?上手いな!!

 

手羽

 手羽先って、両手の先だから四本で二人分の手を使っているのか。幸せそうなカップルが憎くてころしてしまった女性、そのカップル二人分を使った手羽先料理。弓矢が2セットはどういうことだろ、骨で弓矢作ったの?原始時代なの…?浮気相手をころすならわかるけど、関係ないカップルを羨ましいとなるのはおかしすぎるやろ、とも思ってなんの共感もできないなーってかんじ。

 

往復書簡①

 倫理観がない!

 

往復書簡②

 道徳観がない!

 

悩み

 うっかりしすぎて、自分がうっかりなのが嫌で屋上から飛び降りてもうしんでしまっていることもうっかり忘れている男。

 

いかないで

 鏡文字で喋る鏡の向こうの世界の自分と会話し、入れ替わってしまった男の子。

 

どちらか

 田中さんの方がお医者さんで、最初に話している人が精神を病んでいる患者さんかな。

 

よくいるクレーマー

 倫理観も道徳観もないP所長の作る発毛剤は全身に毛が生えて本物のサルになってしまう。

 

ダイイングメッ……

 タイトルが途中で途切れているのもあり、途中で事切れてしまって最後まで犯人の名前がかけなかった被害者。大は部首であり、奈を書く途中でしんでしまった。

 

成長は難しい

 ズボン履いたままというか、タバコ休憩のためにトイレで座ったらジャーの音に?条件反射で出しちゃったのだろうか。違ったらごめんなさい。

 

大丈夫

 お腹の中に犬を入れてる……?これはわからなかったな。

 

盲点

 盲点であり盲目だということは、眼球を持っていかれたのかな。眼球には経文かけないもんね。

 

ちょっと遅かった

 ちょっと消化されちゃったんだろうね。

 

中身は家の裏に埋めたそうな

 実が熟してなくて美味しくなかった、種を植えて何年も先の新しい実を待つ、ってことかしら?

 

ウミガメのスープ

 ウミガメのスープ大好きだからテンション上がった〜!ウミガメのスープみんなやろう。浦島太郎の生きがいがなくなった、って回答もウミガメのスープでできるな…!これは良いウミガメのスープです!

 

干しガキ

 巨人が砂から這い出てきて、ガキつまり子どもを干して食べる。

 

生き餌

 化け物の生き餌として少年は釣り竿につけられている。村の人々を救うための生贄になることが村のヒーローだと言うお父さん。

 

Fはflee、FreeのF

 「生き餌」になった少年の妹。たぶん少年を生き餌にしたが化け物には逃げられたのか?今度は妹の方を生き餌にして、少年と同じように釣り竿に指をつけられたが、指だけ千切れて妹は助かった?だから妹の指は9本しかない。そのあと妹が助かったということは、もしかしたらお父さんたちの方が化け物に返り討ちにあってしんじゃったのかな?とまで妄想。もしかしたら「干しガキ」とも関連してるかも?

 

ハツカネズミと人間

 カフェで盗んだポケットのものはハツカネズミ?しんだときの血のあたたかさと感触を気に入るサイコパスな男の子。

 

弟は野良猫とビーグルのあいだだった

 「ハツカネズミと人間」の男の子のその後。ハツカネズミのあとにハト、カラス、野良猫、とだんだんと大きな生き物をころしていく。家で飼っていたビーグルをころす前に、弟(写真の赤ちゃん)をころしている。タイトル「弟は野良猫とビーグルの間の大きさだったから、その順番でころした」ということ。

 

 「弟は野良猫とビーグルのあいだだった」の続き。祟りかもしれない。

 

ひとをうたがうべからず①

 一休さんのお話で有名な「このはし、わたるべからず」は「端っこを渡るな」ではなくシンプルに「壊れるから橋を渡るな」だったので坊主が溺れている様子の写真。

 

ひとをうたがうべからず②

 これも一休さんの話。屏風の中の虎を出してみろと言われるやつで、本当に屏風の中から虎が出てきて食べられちゃった。疑って頓知効かせても、もしかしたら本当かもよ。

 

 指が切れているように見える写真だから?指だけ「とりよせバッグ」を使おうとしていて、その場に取り残されてしまったのかな?分かりづらいが予測はできる!

 

髪飾りに見えるのは目だった

 写真の女の人の髪飾りは目で、彼女は実はヤモリとかカメレオン系の生物。蚊取り線香があると餌である蚊が居なくてお腹が空くため、蚊取り線香を恨んで火を長い舌で消していた。蚊取り線香がなくても蚊がいないのは、この生物が蚊を食べているからである。

 

そろそろ妹はビーグルよりも大きくなった

 いとこのお兄ちゃんは「ハツカネズミと人間」の男の子で、弟や飼っていたビーグルを壊していた子。「夢」によってその男の子は祟りでしんでいる。しんでしまうまえに、ころしていくことをこの男の子に教えていた。

ハツカネズミ、ハト、カラス、野良猫、赤ちゃんである弟、ビーグルとだんだんと大きなものをこわしていて、次はその次に大きくなった妹を狙っている。

 

幼体

成体

 これはそのまま、くねくねという化け物が大きくなり、それをみたヒロキお兄ちゃんはしんでしまったのだろうか。まさか妹が持って帰って育てていたとはつゆ知らず。お兄ちゃんにも教えてあげれば良かったのに。

 

導火線

 地球の導火線ということは地球を壊したいということで、地球を終わらせたかったんだろうけど。それは人生を終わらせることと同義であると大人になって気付いた主人公は水で薬を飲んで人生を終わらせることを選んだ。

 

ベロン

 デュロン君は封筒から出た時の音でその名前だったけど、封筒を無理やりとったら皮まで剥けてしまい「ベロン」になった。本当にお父さんだったら悲しい(笑)

 

いたずら少年は翌朝になって発見された

 ギャグ回(笑)アナと雪の女王を思わせる「少しも寒くないわ」や「ありのままの〜」を雪女に言わせたいいたずら少年は、雪女をからかいすぎたため凍らされてしまう。

 

思い出

旅立ち

 おじいさんとイヌの思い出は雪の日の出会い。だからイヌは冷蔵庫に足を突っ込むとおじいさんと出会った日を思い出すからやっている写真かな?旅立ちはそのおじいさんかな。イヌもなくなっておじいさんのところに行ったとかかな?

 

 

道尾秀介先生ならラストにめちゃくちゃどんでん返しの写真入れてくる?!とか思っていたから、もしかしたら旅立ちの写真はもっと別の意味があるのかも…?このオチのインパクトの無さも本の感想で低評価が多い理由なのかなぁ。

もっとどんどん道尾秀介先生の作品読むぞ!!